手法について解説

組織幹細胞を使った治療を行なう

ウィルス

人間の身体を構成する細胞には、それぞれ幹細胞といわれる細胞が存在しています。近年の日本はこの幹細胞における研究が進んでいることがとても話題になっているため、幹細胞や遺伝子を使った医療について認識している人も多いでしょう。癌の治療における遺伝子治療には、幹細胞が使われますが、これは組織細胞ともいわれています。この組織細胞は人間の体が正常に働くために動いています。全ての細胞に幹細胞があるというわけではないですが、この特性を利用して様々な研究が行なわれています。

癌細胞にも組織細胞があると予想されている

ミクロ

遺伝子治療は様々な方法が今でも研究されている状況です。ある研究では、癌を構成する組織にも、正常な細胞構成のように、細胞の恒常性を維持するための組織細胞があると予測されています。癌が大きくなり、細胞の中に広がっていく原因を作り出している細胞であるともいわれているため、この遺伝子を中心に治療の研究を進めれば、悪性腫瘍の広がりを防げる可能性が高まります。自然にアポトーシス作用が働けば、手術もなしに悪性腫瘍の細胞が自身を食べはじめ、しまいには根絶できるでしょう。

遺伝子を運ぶ

ミクロ

遺伝子治療の基本的な考え方は、増殖を抑えるために役立つ細胞を腫瘍に取り込ませることで、治療を促すというものです。どうやって取り込むのかというと、これにはウイルスやプラスミドが使われることになります。遺伝子を抑制するための幹細胞をウイルスなどで取り込まれることで、癌細胞は組織内でアポトーシスを生じさせ、自然と消滅していくのです。この遺伝子を特定するのが重要なのですが、これが専門の機関でなければ治療ができない理由となっています。

遺伝子治療は自由診療

医師

最新技術を使った治療は自由診療となることが多いので、注意して受けるようにしましょう。さらに、再生医療を行なっているクリニックもいくつか増えてきていますが、まだ少ないのが現状です。住んでいるところに専門機関がない場合、渡航費なども必要になるかもしれませんので、そういった諸々の経費も計算に入れておくことが大事です。病院によって遺伝子治療にかかる料金は違ってきますが、100万円から130万円が相場となっています。

樹状細胞療法

遺伝子の他にも癌の治療に有効な治療法が様々考え出されています。一つがこの樹状細胞療法です。樹状細胞とは白血球に分類され、その中でも単球のグループに属しています。白血球は体外から侵入した異物を食べ、身体の外に排出する機能がありますが、樹状細胞はさらに情報を取り込む機能があります。そして免疫反応を起こして治療するという仕組みです。

ワクチン利用

悪性腫瘍は細胞が変化したものだとすれば、その細胞は人によって違うため、癌の治療も一人ひとり違った方が良いです。そのため、自家ワクチンを利用するという方法が採用されることがあります。自らの腫瘍から採取した細胞で作ったワクチンなので、再発防止に役立つといわれています。悪性腫瘍を根絶したとしても再発が心配ですが、このワクチンを使えば再発を予防できます。

ビタミンCを集中的に投与

高濃度のビタミンCを、集中的に投与することで悪性腫瘍を減らすことができたという報告が2005年にありました。ビタミンCは身体に必要なものなので、常に摂取しているという人もいますが、重要なのは濃度です。高濃度のビタミンCが悪性腫瘍に取り込まれると、普通の細胞ならスムーズに中和するのですが、悪性腫瘍の性質だと中和できずにビタミンCによって攻撃され死滅するのです。